『人生は修業ですか?それとも修行ですか?』

修業:肉体的に身につけること(足し算)
修行:精神的に身につけること(引き算)

私たちは生きていくために学問や道徳を学びこの社会に入っていきます。しかし、愛については学んできませんでした。愛とは何なんでしょうか?はっきりした答えがないまま私たちは大人になり、そして家族を持ち、養うために努力をしてきました。しかし、いつの間にか欲にまみれて社会で名誉や富を求めたり、我が子にも同じ道もしくはもっと上の道を歩めるように教育したりして自分の欲を叶えようとしてきました。その子供たちも大人になると同じような親になっていきます。そして同じような病気にもなったりします。遺伝とは同じ要素(土壌)を持っていると私は考えています。つまり、病気になるのもならないのもあなた自身です。違うと思ったら逆らえばいいのです。逆らうことによって同じ要素(土壌)を持っていても発症はしないでしょう。ホメオパシーではこの要素(土壌)のことをマヤズムと言っています。しかし、現状では親や先生・上司の命令にはそう逆らえるものではありません。小さな子供だったら生きていくために親に逆らえないし、大人だったら社会に留まるために、もしくは富や名誉のために逆らえません。そして、いつか限界が来て身体を壊すのです。

修行とは、ある意味逆らうことかも知れません。なぜならそれは社会や富・名誉のためではなく、自分自身を取り戻すためのものだからです。自分自身というのは自分であって自分ではないというものです。反対に修業とは社会で上手くやっていくために自分で努力し修めることです。業が修まれば卒業となります。しかし、修行には終わりがありません。貴方の生きる道そのものだからです。

人生は修業ですか?それとも修行ですか?と言われると、私は40歳までは修業でいいのだと思います。それ以降どちらを取るかはあなたが決めることです。あなたの人生だからね。
その転機は、だいたい33歳前後と50歳前後、そして老後に訪れます。家庭内でトラブルや身近の人の死があって考えさせられます。修業を続けるか修行に切り替えるか。50歳までに変わらなかった人はだいたいそのまま最後まで変わらないでしょう。

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